こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
3月4日に、ソーシャルレンディングプラットフォーム事業(Funds(ファンズ))を展開するクラウドポートと東証JASDAQ上場の明豊エンタープライズの業務提携が発表されましたが、明豊エンタープライズの100%子会社である明豊プロパティーズ組成ファンドの募集が開始されることになりました。
【世田谷区MIJASファンド#1】
予定利回り(年率・税引前):5.0%
募集金額:79,200,000円
運用期間:約9ヶ月(2019/4/24〜2019/12/31予定)
担保・保証:担保なし・保証なし
償還方法:満期一括
配当方法:満期一括
最低成立金額:30,000,000円
最低投資金額:1円
募集期間:2019/4/3 18:00 〜 2019/4/17 13:00
うわあ・・・これは瞬間蒸発確定ですね・・・
今回のファンドも当然ではありますが、「貸付先が明示」 されています。
貸付先は明豊エンタープライズの100%親会社である東証JASDAQ上場の「明豊エンタープライズ」になります。
貸付先の匿名化って一体何だったんだ・・・という感じですよね。
MIJAS(ミハス)は1棟あたりの売却価格が平均2.6億円(2019年2月時点で売却実績のある58棟の平均値)ですが、今回のファンドは1円から投資できますので、これ以上の小口化はないでしょう(笑)
なお、今回のファンドで扱う予定の「MIJAS Okusawa」は、2019年4月下旬に竣工予定の新築物件で、東急目黒線奥沢駅まで徒歩7分、東急東横線田園調布駅まで徒歩9分、奥沢駅の先に更に進むと東急東横線自由が丘駅まで徒歩15分と立地条件の良い物件とのことです。
明豊エンタープライズについては、SBI証券に掲載された広告で不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化事業として「M-Lots( エム・ロット)」を販売しているのを知っていましたが、その最低投資額は500万円からとやや敷居が高いんですね。
その商品第一弾「M-Lots田園調布」の運営期間は5年で、表面利回りは5.38%(満室想定時)でしたので、Fundsで組成されるファンドの利回りが4.0%近辺であれば好条件だと思っていたのですが、今回の5.0%というのは非常に好条件だと感じています。
1968年創業の明豊エンタープライズの現在の主力事業は、投資用アパート「MIJAS(ミハス)」の開発・販売・管理です。
ミハスシリーズは都内を中心に94棟展開しており、多くの開発実績を元に改善を続けた設計やサービスは投資家からも高い評価を得ています。2018年10月時点での稼働率は97.0%と高水準です。
会社は、2011年に事業再生ADRを申請しましたが、2014年には完済しています。
なお、業績面では4期連続で黒字を達成し、2018年7月期からは復配され、自己資本比率も41.2%となっており、復調傾向にあるとみて良いと思います。
(株式会社明豊エンタープライズIR情報より抜粋)
Fundsに関してはクリック競争に熱くなって一気に多額の資金を投入するよりは、リスクとリターンを考慮した上で、ファンド組成企業間で分散投資をしていくのが良いと考えています。
実際、運営会社のクラウドポートもホームページ上で、「特に重要なこと」として、特定のファンド組成企業に資産を集中することがないよう注意喚起されています。
今回の案件については、確実に激しいクリック競争になると思いますが、これは投資しておきたいですね。
※私は、Funds募集ファンドについては、かなり安全性の高い仕組みになっていると判断していますが、元本保証ではありませんので、最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。