こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
もう延滞が多過ぎてmaneoマーケットの一案件を追っても意味がない状況なのかもしれませんが、この案件だけは取り上げさせてください。
昨年は予定していたリファイナンスができなくなり、いくつかの案件で期限の利益喪失になってしまっただけだと思っていたキャッシュフローファイナンス(CFF)。
昨年の段階ではどちらかというと、maneoマーケットのリファイナンス案件審査が厳格化されたことによる被害者だと思っていましたが・・・
私はCFFには投資していないためホームページを見ることもほとんどないのですが、先ほど久々に見てみると・・・何ですかこれは!?・・・次々に「延滞発生」させているではないですか!
しかも最終貸付先は異なる事業者になっています。
CFFの数多くある延滞案件の中でも一番の問題は、「【事業者AH社向け】廃棄物をナノカーボン化する装置への投資」案件だと思います。
この案件については、昨年12月には「TN社の資金調達活動をもとにした、同社からの返済を原資とする事業者AHによる自主回収」が見込まれているとしていたはずです。
TN社とは最終貸付先企業で、事業者AHとはキャッシュフローファイナンスの子会社になります。
TN社の延滞総額は約2億円と、CFFの中ではかなり大きい案件になります。
私が昨年CFFのHPを見たときにはこの案件がCFF延滞総額の大部分を占めていましたので、この案件が多少の元本毀損はあっても解決されれば良いのになあと思ってみていたのを覚えています。
その後この案件がどうなったのか追跡していなかったのですが、先ほど確認させていただいたところ、今年に入って本案件について何も進捗していないとのメールが送信されてきたとの内容がレンダータウンに書かれていました。
メールの内容までは転載されていませんでしたので、詳しいことは分かりませんが、おそらく当該案件投資家の方は前回の「返済見込みメール」でほっと一安心したはずです・・・
まさか何の根拠もなく、最終貸付先であるTN社の返済できるという言葉だけで、あのような「返済見込みメール」を資金が拘束されて心配になっている投資家に送ったのではないですよね?
グリーンインフラレンディングにガイアファンディング、今回のキャッシュフローファイナンスとmaneoマーケット利用事業者は無責任なメールや発表が多いような気がしてなりません。
もうmaneoマーケットの返済遅延案件については、自分が投資しているものでない限りは取り上げるのをやめようと思っていましたが、この案件の情報提供方法はあまりにもひどいと思いましたので取り上げさせていただきました。
返済を期待する投資家をぬか喜びさせることになりますので、返済見込み情報は、よほどの確実性がない限り安易に提供すべきではないと思うのですがいかがでしょうか。