ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

maneoマーケット返済遅延案件の動き

【PR】

こんにちは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

最近、日経平均株価が大暴落していて思うところもありますが、とりあえずソーシャルレンディング業界は絶好調ですね!

昨日は、オーナズブックがオフィス・商業ビル建設予定地を担保に約11億円の募集を掛けて、年越し募集であるにも関わらず、既に半分近くの申込総額となっています。

業界融資残高トップのSBIソーシャルレンディングと不動産担保案件に特化したオーナーズブックは、最近、目に見えて募集総額を増加させてきています。

 

不動産投資型クラウドファンディング業界も絶好調です。

CREAL(クリアル)は、初回案件(ホテル案件)であるにも関わらず8億8千万もの大型募集をかけましたが、残り1億円を切るところまできています。

Renosyの区分所有案件も現時点で当選倍率7倍越えですので、最終的には10倍程度まで上がりそうです。

FANTAS fundingも空き家再生と区分所有案件で着々と募集を重ねており、全て満額成立となっています。

 

みんなのクレジット・ラッキーバンク事案を経ても、投資家は真っ当な事業者による安全性の高い案件だと判断すれば投資に踏み切っていることが伺えますね。

 

そんな絶好調のソーシャルレンディング・不動産投資型クラウドファンディング業界ですが、募集事業者としては累計募集総額不動のトップmaneoマーケットでも返済遅延案件に動きがありました。

 

まず、ガイアファンディングから、「特別短期ローンファンド5〜9号」について予定通りの返済を見込んでいるということで連絡があったようです。

考えてみますと、ガイアファンディングは「全案件期限の利益喪失」となってはいますが、現在のところは利息の支払いがなかったから期限の利益喪失となっているものが大部分なわけです。

この短期特別ローンファンドの募集ページを見てみますと、「カリフォルニアローンファンド27-38号の再募集分」で「物件は既に完成しており、現在販売中の為、期間を延長します。」と記載されています。

これが今回、予定通りに返済される見込みだということは、販売活動が上手くいき担保物件にも相応の価値があったということになります。

募集ページを読ませていただきましたが、案件の性質上、今からこの見込みが外れることは考えにくく、恐らく予定通りに返済されるのではないでしょうか。

なお、対象ファンドの貸付先は「J社」ということで、少なくともJ社については正常に機能していた可能性が高いということも言えるのではないでしょうか。

以前の記事で、キャッシュフローファイナンスについては、借り換えを前提とした短期ファンドを組成していたが、maneoマーケットの審査が厳格化されたため現在の案件を一時延滞案件とせざるを得なかったのではないかと書かせていただきました。

https://www.socialen.net/entry/2018/12/10/180129

 

ガイアファンディングについても、 プロジェクト自体は進行しているのに、maneoマーケットの審査が厳格化されたというか、全件期限の利益喪失方針に巻き込まれてしまった案件が存在していることがはっきりしたのではないでしょうか。

 

次に、JCサービスのホームページでは、JCサービスとグリーンインフラレンディングの連名で、「グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済について」というお知らせがされました。

https://jcservice.co.jp/news/20181221.pdf

 

要約しますと、ファンド管理システムがmaneoマーケットによって利用停止されているので、グリーンインフラレンディングから投資家への返済ができない状況だが、「返済が完了している貸付事業の案件については、当該案件の投資家に対する償還等を実施することこそ、関東財務局が求めているような、投資家間の公平性、投資家保護に資すると考えて」いるので、maneoマーケットは早急にグリーンインフラレンディングにファンド管理システムの提供を再開してほしいとのことです。

 

ここはどちらの主張が正しいのかは難しいところですよね。

結局、グリーンインフラレンディングが返済機能不全に陥っているならmaneoマーケットの取っている措置が「投資家間の公平性、投資家保護に資する」ということになりますし、そうでないならファンドごとの返済を目指していくことが本来の匿名組合契約のあるべき形だと思いますし・・・

個人的な見解としましては、今のところ返済遅延総額約134億円に対して、実際にJCサービスからグリーンインフラレンディングに返済されているのはわずか7.7億円ですから、maneoマーケットの取っている措置の方が正しいような気がします。

みんなのクレジットのように、一カ月違いで、全額返済された投資家とわずか3%の返済になった投資家が出るような事態だけは絶対に避けなければならないでしょうから。

それでも今回の発表を通して、改めてmaneoマーケットが当局の指導があったとはいえ、「投資家間の公平性、投資家保護」を意識してプラットフォームを厳格に運用していることが分かったのは良かったと思います。

 

maneoマーケットで相次ぐ返済遅延は、プラットフォーム運用の厳格化により、最終貸付先では問題なく資金が使用されているにも関わらず、maneoマーケットの審査に適合しなくなった案件がはじかれたことにより一時的に発生し、その中には返済可能な案件も多数存在するということが、今回の動きで改めて推測できたのではないでしょうか。