ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

クラウドファンディングって本来こういうものだよね・・・

【PR】

こんにちは!融資型クラウドファンディング投資家のサイタマンです。

 

今日はTATERU Fundingから500万円の元本償還があり、そのお金をそのままSBISLとオーナーズブックに移す予定だったのですが・・・なんと今回のオーナーズブック3案件は一人当たりの申込金額が50万円上限になっていたんですね。

それぞれの募集金額が2000万円台ということを考えるとクリック競争が予測され、これは1案件50万円しか投資できないですね・・・

 

そんなオーナーズブックが設けられた規制をみていてふと考えてみたことがあります。 

前回は、ソーシャルレンディングに大金を投じる前提で記事を書いてしまいましたが、本来クラウドファンディングって失敗したときに痛手を被るような額を出すものでもないですよね。

 

クラウドファンディングとは、ある目的、志などのため不特定多数の人から資金を集める行為、またそのためのネットサービスのこと。クラウドファンディングの実施者は、インターネットを利用して不特定多数の人々に比較的低額の資金提供を呼びかけ、必要とする金額が集まった時点でプロジェクトを実行する。

(知恵蔵の解説より引用)

 

日本では、不動産会社や自然エネルギー発電会社への融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)が主流になっていて、その事業そのものに思い入れがあるからとかではなく、事業者や担保から手堅い投資先または逆に高い利回りを求め、大金を投じるといった傾向にあると思います。

 

購入型や寄付型クラウドファンディングでそんな大金を投じる方は、よほどその対象商品が気に入っている大富豪とかでもなければいらっしゃらないのではないでしょうか。

購入型や寄付型はそもそも投資ではないですから比べるのもおかしいですが、株式投資型クラウドファンディングにしても1社に対する年間投資金額が50万円までと規制されていますし、やはり融資型クラウドファンディング投資家が突出して大金を投じているというのはあるでしょう。

 

私は、「大金を投じるなら」という前提でSBIソーシャルレンディングの不動産担保ローン事業者ファンドとオーナーズブック内案件分散投資が現時点では比較的リスクが低いと書かせていただいていますが、そもそも最低1万円や5万円から好きな事業にお手軽に投資できることがソーシャルレンディングのメリットなんですよね。

 

う~ん・・・7年間もソーシャルレンディング投資を続けて、いろいろな事例をみていますと、みんなのクレジットやラッキーバンクのような事業者にでさえ多額の出資をする方々がいらっしゃったり、感覚がマヒしてきてしまう側面はありますね。

 

本来のソーシャルレンディング投資のメリットを生かして、1万円とか5万円を投資するなら、キャッシュフローファイナンスが出してきている企業支援案件や、クラウドクレジットの海外事業支援案件に投資してみたいですね。

 

グリーンインフラレンディングの太陽光やバイオマス事業に投資して70万円返済遅延になるなら、もっと社会の役に立ってそうな事業に5万円ずつ分けて投資してもよかったかな・・・と思ってみたりもしますね。

 

クラウドクレジットは有名企業のベンチャーキャピタルが多数出資していますので、すぐに潰れてしまったりとかはないと思いますが、キャッシュフローファイナンスはどうでしょうか。

財務情報を公開してきたという点では評価できますが、2017年9月期の内容は総資産が約7億円の規模で約3000万円の赤字ですから、大企業の出資でもなければ普通に考えれば投資してはいけないし、危ない投資先であるという気がします。

それでも、キャッシュフローファイナンスの貸付先の関連企業が最終的に貸し付けている先はユニークなものが多く、是非事業継続していただきたいと思えるような内容になっています。

社長や役員の目利き力が試されるような案件が多く、現在は返済遅延案件も出てきていますが、最終貸付先からの返済に目途が立ったというアナウンスがされた案件もあります。

現在のキャッシュフローファイナンス返済遅延案件の決着を見てからにはなりますが、グリーンインフラレンディングから返済されてくる分は、さすがにゼロということにはならないでしょうから、こちらに回してみてもいいかなと考えています。

 

もうすぐ、恒例のオーナーズブッククリック競争の時間ですね(笑)

それではまた!