こんばんは!グリーンインフラレンディングで延滞を喰らっているサイタマンです。
私の場合は、自分なりに事業者を選定しているつもりではいましたが、グリフラ事案が発覚した一昨年までは、ソーシャルレンディングに最大で8000万円近く投資していましたので、逃げ切れなかった79万円(グリーンインフラレンディングで73万円、マネオで6万円)が返済遅延となっていました。
そのうち、この1年間でマネオの6万円は無事返済されましたので、現在の返済遅延はグリーンインフラレンディングの73万円となっています。
みんなのクレジット、ラッキーバンク、トラストレンディングは明らかに怪しかったため回避できましたが、アベノミクス景気で資産が増えていたこともあり、そうそうたるベンチャーキャピタルが出資していた高利回りのmaneoマーケット系に、怪しいと思いながらも入れてしまいました。
私の場合は、maneoマーケットでは、マネオ、LCレンディング、クラウドリース、スマートレンド、グリーンインフラレンディング、プレリートファンドに投資していたのですが、グリフラ事案発覚後にmaneoマーケットでの新規投資をストップしたため、傷が浅くすみ、maneoマーケット投資全体では大幅なプラス収支となりましたので、その点は良かったと思っています。
投資をストップしていなければ、恐らくクラウドリースでも延滞を喰らうことになっていたと思います。
それと、海外案件については、大手のクラウドクレジットでも慎重に投資しているくらいですので、maneoマーケットの海外案件など初めから眼中になかったのも傷が浅くすんだ原因かと思います。
ただし、グリフラに当初100万円は入れ過ぎだったと反省しています。その後は、上場企業等の確かな資本が入っていない事業者への出資額は抑制しています。
昨年5月にもmaneoマーケットの延滞総額をまとめさせていただきましたが、それからちょうど1年が経過しましたので、改めてまとめてみようと思います。
当時は、延滞総額300億円超えという莫大な数字に驚いたものですが、1年経過して現在はどのような数字になっているのでしょうか。
なお、マネオについてだけ、何故か「延滞総額をHPに記載しない」という状況になってしまいましたので、今回は「返済中金額」でまとめさせていただきました。
ただし、マネオ以外は全て運用中金額は100%延滞となっていますので、大まかな変化は把握できると思います。
【令和元年5月1日現在のマネオファミリー延滞総額】
マネオ:6,767,957,123円(運用中金額に対する延滞中金額の割合22.7%)
グリーンインフラレンディング:12,679,852,760円(100%)
ガイアファンディング:4,105,042,430円(100%)
クラウドリース: 5,813,670,154円(100%)
キャッシュフローファイナンス:802,127,373円(75.8%)
アメリカンファンディング:107,560,000円(26.2%)
延滞総額:302億7620万9840円
【令和2年5月12日現在のマネオファミリー返済中総額】
マネオ:4,882,716,277 円(一部回収の金額は含まず)
グリーンインフラレンディング:12,679,852,760円
ガイアファンディング:3,920,102,430円
クラウドリース: 5,518,133,340円
キャッシュフローファイナンス:873,952,097円
アメリカンファンディング:202,270,369円
返済中総額:280億7702万7273円
何と、ほぼマネオ本体分の20億円が減っただけという結果になりました。
この1年間、返済遅延事業者は一体何をしていたのでしょうか?
まず、マネオ本体については、現在の返済中金額と昨年の延滞中金額を比べても20億円近く減っていることが分かります。
現在の返済中金額には正常運用中や一部回収となっている金額も含まれますので、更に延滞額は減少することになります。
ただし、デフォルト額が不明ですので、そこは明らかにしてほしいと思います。
個別のファンドごとに返済可能性に差はありますが、全体の数字だけを見ると、マネオ本体については回収が進んでいることが分かります。
個人的にも、この1年間でマネオ本体では全ての延滞が解消され、無事運用が終了しました。
次に、まだマシかなと思われるのはアメリカンファンディングでしょうか。
昨年から延滞額は倍増していますが、昨年の運用中金額に対する延滞中金額の割合が26.2%と低かったため、運用中金額に対してこの1年間で返済された金額の割合は大きいことになります。
まだ、マネオファミリーの中では返済意思のある事業者と言えるのではないでしょうか(あくまで数字だけからみた個人的見解です)。
その他の4事業者はどこも最悪としか言いようがありません。
甲乙つけがたいダメさ加減ですね。
ガイアファンディングとクラウドリースは2~3億減ってはいますが、元々の延滞額がそれぞれ41億、55億と莫大であるため、ほとんど割合的には減っていないことになります。
ガイアファンディングはmaneoマーケットとの話し合いにまともに応じず、クラウドリースは破産手続き開始決定がされました。
キャッシュフローファイナンスについては、何の弁明もなく、maneoマーケットに丸投げで逃亡してしまいました。
根本貴宏氏というのが、元々、ソーシャルレンディングサービスを提供する社長の器ではなかったのでしょう。
延滞額はほとんど変わっていません。
グリーンインフラレンディングについては、ソーシャルレンディング史上最高の延滞額126億7,985万2,760円という他の返済遅延事業者より一桁多い状況から全く変わっていません。
これが全く返済されないということになれば、みんなのクレジットやラッキーバンクをはるかに上回る金額となります。
これから投資を始めてみようという方は、業界最大手のソーシャルレンディング事業者でこんな黒歴史があったということを意識して慎重に事業者選びをしてください。
9年間のソーシャルレンディング投資経験から言わせていただくと、案件内容の検討よりも、事業者選びが投資の明暗を分けることになると思います。