ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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【情報開示】累計出資額200億円超えのクラウドクレジットが匿名化解除第1弾発表!

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こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

クラウドクレジットから貸付先の匿名化解除第1弾として、シンガポールのデジタルマーケティング会社であるBonsey Jaden社の社名が公表されました!

Bonsey Jaden社に融資を行うファンドの組成は、新しいセクターへの融資であり、今後クラウドクレジットがより多くのセクターに投資を行う機会を提供し、様々な業種の事業にお金が届くことによって社会がより豊かになるような金融マーケット・プレイスとなっていくための新しい一歩になるとのことです。

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(出典:クラウドクレジットHP)

 

SBIソーシャルレンディングクラウドバンク では貸付先企業名は投資家限定情報とされていて、ブログ等への転載は禁止されていますが、クラウドクレジットでは誰でも閲覧できる情報として堂々とHPに掲載されていました。

日本のソーシャルレンディングでも貸付先企業名を開示できるようになったことで、今後クラウドクレジットではより幅広い事業への投資機会を提供していく中で、それらの企業・事業のより深い内容や運営する役職員の方についても紹介を行い、投資資金がどのような事業の運営に用いられているかの一層の可視化を図っていくとのことです。 

クラウドクレジット公式サイト

 

私の場合は、新興国への投資というものに懐疑的で実績が出るまで様子見をしていたこともあり、今年からクラウドクレジットでの投資を開始しました。

初めての投資として、10案件に合計50万円を分散させていただきましたが、通貨としては、ドル、ユーロが通貨価値が安定していて大暴落の危険性が比較的低いので、ここを中心に投資させていただいています。

1月初めのフラッシュクラッシュが直近最安値付近で下げ止まったため、中期的には上昇後に安定すると予想したため、ロシアルーブル建てファンドにも10万円入れています。

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 そして先月、クラウドクレジットはついに単月黒字を達成しました!

①6月も引き続きファンド販売額が好調であったこと
②財務規律が浸透しつつあり、費用面で対予算比削減ができたこと
③消費税の還付があったこと

等により、キャッシュフロー上の単月黒字を達成致しました。

③は季節要因ですが、①②により当社の収益力は確実に向上しつつあり、
今後は単月ではなく恒常的な黒字を目指して事業を推進してまいります。

(クラウドクレジットからのメールより引用)

2018年12月期決算では5.6億円の赤字でしたが、今年の4月~6月は、ファンド販売額が大幅に伸長しているとのことです。

この情報だけをもって一安心とはいきませんが、昨年、マネックスベンチャーズ、SBIインベストメント、YJキャピタル、SONYフィナンシャルベンチャーズから総額7.5億円の増資を受けたことからして、ベンチャーキャピタルから将来性を見込まれていることは確かでしょう。

 

クラウドクレジットの今年1月末時点での損益分布は以下のとおりで、平均利回りは5.48%です(※下記グラフのIRR算出値は為替の変動は考慮されていません)

このような詳細な損益統計が示されているサービスは他にはありませんので、非常にオープンで評価できる点だと思います。

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なお、当然のことですが、将来の為替水準は分かりませんので、投資に当たっては投資時期と通貨選択が非常に重要な要素になってきます。

下記の為替差損益分も示された運用状況についての満期時報告を見ても分かるとおり、現地通貨建てで事業収益が出たとしても、為替差損により日本円ではマイナス運用となってしまう可能性があります。

投資初心者の方は一気に多額の投資をするのではなく、少額投資にとどめて、投資しながら勉強する方が良いかもしれません。

1万円から投資できるというメリットを存分に活用しましょう。

クラウドクレジット公式サイト

 

海外案件を専門に扱うクラウドクレジット案件に投資する際に、貸付先の貸し倒れリスクを考慮せず、あまりハイリスクな案件ばかりに集中投資すれば、マイナスリターンになる可能性もありますので、クラウドクレジット社長も推奨しているようにクラウドクレジット案件内で分散投資をしていきたいと考えています。

 

例えば、下のグラフは、私も今回10万円投資させていただいた「東欧金融事業者支援ファンド(ユーロ建て)シリーズ」の2月償還分の運用状況についての満期時報告から抜粋したものですが、ユーロ建てでは当初の予定通りの利回りを達成できたにも関わらず、運用開始時に1ユーロ当たり 128.74 円だった為替換算レートが運用終了時に1ユーロ当たり 124.44 円となり、先月償還分については円高が進行した結果、円建てでの運用成績がファンド募集時の期待利回りを下回る結果となっています。 

為替差損分を事業収益配当分でほとんどペイできてはいますが、地域・通貨分散することによって、よりリスクは低減されると思います。

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なお、為替差損益は常に発生しますので仕方ないわけですが、投資時期の見極めは非常に重要な要素になってくると思います。

私は、投資実行時の為替水準から判断して、為替ヘッジなし案件を中心に投資させていただきましたが、海外案件への初挑戦が成功するかどうかは為替相場に大きく左右されることになりそうです。

 クラウドクレジット公式サイト

※クラウドクレジットについては、事業者内で案件分散していればリターンがマイナスになるリスクは抑えられるものと判断していますが、元本保証ではありませんので、最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。