ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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maneoの遅延案件で気になること

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こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

期限の利益喪失が相次ぐmaneoマーケット利用事業者案件の中では、最も返済確度が高いと思い、何度もガイアファンディングの「特別短期ローンファンド5〜9号」については取り上げさせていただいていたのですが、ようやくmaneoマーケットからも2月14日に分配予定であるとの連絡があったようで一安心しました。

何故、予定の1月18日に入金、1月29日に分配されなかったのかについては、今後ガイアファンディングに説明を求めるとのことです。

 

この短期特別ローンファンドの募集ページを見てみますと、「カリフォルニアローンファンド27-38号の再募集分」で「物件は既に完成しており、現在販売中の為、期間を延長します。」と記載されています。

そして、maneoマーケットからも「対象不動産について建築が完了していることを当社でも確認いたしました。また、ケルビン・チウ氏が代表を務める関連会社が対象不動産に$2,356,000(本日時点の日本円換算で約2億5,680万円)の2順位での担保設定をしていたことが、米国パートナー企業の調査報告書からも確認できております。」とのアナウンスがありましたので、さすがにこの案件が返済されないとなると、maneoマーケットへの信頼度は私の中ではゼロに近くなってしまうところでした。

私はガイアファンディングには投資していませんので、2月14日に実際に分配されれば、今後は取り上げる機会も少なくなると思います。

 

それはさておき、私は先月まで、グリーンインフラレンディング以外のmaneoマーケット利用事業者では「返済遅延」を喰らっていなかったのですが、先日も簡単に触れさせていただきましたとおり、ついにmaneoで6万円が期限の利益喪失となってしまいました。

その案件の概要は以下のとおりです(maneo案件詳細より抜粋)。

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事業者Cが、売却予定価格20億円の東京都千代田区の土地・建物に対し、第1順位の16億円の根抵当権を設定したうえで、maneo社は事業者Cへの融資に際し、根抵当権に質権を設定するというスキームで、運用利回り6.3%、投資期間は8か月と極めて妥当な案件だと判断しました。

maneo案件の中ではかなり安全性が高い案件だと判断して投資しましたし、この案件に投資したのは、グリーンインフラレンディング案件の資金流用が発覚する以前のことですので、投資したこと自体に関しては問題なかったと考えています。

 

気になるのは、以前のmaneoであれば、この案件はリファイナンスで対応していたのではないかという点です。

以下は、maneoからのメール内容を一部抜粋したものですが、手付金は受領済みで3月下旬までを目途に残金決済が行われるとのことです。

現在、不動産事業者DMは売却予定先との売買契約を締結済みであり、売買契約に伴う手付金を受領済みです。
3月下旬までを目途に最終の残金決済が行われる予定です。
不動産事業者DMは、残金決済時に事業者C社に元金及び遅延損害金を返済し、当社においても、その返済金から投資家の皆様に償還及び分配を行うための資金を回収する予定です。

ここからは個人的な見解になってしまいますが、リファイナンス案件にはできるだけ頼らない方針に切り替えられたのであれば、公式に発表してほしいと思います。

今回のように、プロジェクトの進捗状況を詳細にお知らせいただけるのであれば、リファイナンスするのではなく、対象案件の期間を伸長してもらったほうがスッキリしますし、望ましい運用方法なのではないかと思います。

 

私が投資しているこの案件は、現時点では返済見込みが高いと判断していますが、リファイナンスしないのではなく、できない特殊事情があるとしたら危ないかもしれません。

同じプラットフォームビジネスを展開する事業者にクラウドポートがありますが、現状では、maneoマーケット利用事業者よりもクラウドポートのFunds(ファンズ)利用事業者の信頼度の方がはるかに高いと思います。