あけましておめでとうございます!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
今年は消費税増税を10月に控えていますね。安倍政権として消費税増税の実行を明言している以上、最大限の対策を打ったうえで消費税率の引き上げを実行し、財源を増やすことに全力を傾けるでしょう。私も、長期的には消費税率の引き上げによる財政の健全化は必要だと考えています。ただし、世界経済(主に米国経済)が大きく落ち込むような事態になった時は、場合によっては再延期という決断を下す必要もあるのではないかと考えています。景気は必ず循環しますから、そろそろ米国経済も減速してきそうな気がします。
下記は、安倍政権に批判的な東京新聞の記事ですが、我々投資家は、これだけ日銀による株価の下支え効果の恩恵を受けていたとも言えます。
東京新聞:ETF 6.5兆円過去最高 日銀の株式買い、歯止めなく:経済(TOKYO Web)
今年は海外勢の売り越しが約13兆円でしたので、かなりそちらに利益を持っていかれましたが、今回のアベノミクス景気は史上最長に迫るもので、株式投資家はいくらでも利益を確定する機会があったわけですから、その間に利益を確定させて次回の景気後退局面に備えるべきだったでしょう。私は、安倍政権の劇的な経済・金融政策を持ってしても、これ以上の一方的な景気の先行指標である株価の上昇は不可能であったという考え方をしています。
以上が私の現状認識で、去年までは株式投資で得た利益を確定させ、その分をどんどんソーシャルレンディング投資に回してきましたが、今年はソーシャルレンディング投資額を減らすことによって現預金のポジションを増やして、景気後退後の株式への再投資に備える局面であると考えています。
もし、年初から株価が急回復して年末に3万円突破とかになった場合は、アベノミクス景気は継続していたということになりますので、私の利益確定が早すぎたことになりますが、それはそれで仕方のないことだと思っています。
まあ、日銀がこれだけカンフル剤を打ちまくっている状況での現在の株価ですから、3万円突破とか あり得るんですかね・・・
ちなみに日銀のETF買い入れ推移は以下の通りです。改めて見ても、日銀分だけでこの規模ですから凄いですよね。
【日銀のETF買い入れ推移】
2010年 284億円 開始
2011年 8003億円
2012年 6397億円
2013年 1兆953億円
2014年 1兆2845億円
2015年 3兆694億円
2016年 4兆6016億円
2017年 5兆9033億円
2018年 6兆5040億円
現在の保有残高 23兆9265億円
この保有残高は、日本市場全体の約4%に相当します。
なお、ソーシャルレンディング全体の資金投入額は落としていく予定ですが、投資先物件が明確な不動産特定共同事業者法を利用した不動産投資型クラウドファンディングの短期投資分については、若干増やしていこうと考えています。
現在のところ、不動産投資型クラウドファンディング事業者については、TATERU Fundingに500万円、Renosyに100万円、FANTAS fundingに100万円、CREALに100万円を投資していますが、これをざっくり1000万円くらいの投資総額にもっていこうと考えています。
TATERU Fundingは募集休止中で、親会社TATERUの昨年末に公表された特別調査委員会の報告内容をみると募集再開までには相当時間が掛かりそうです。
Renosyは抽選方式で、倍率が高過ぎてなかなか当選しません。
今のところの選択肢はFANTAS fundingかCREALということになります。
私は、とりあえず、1月11日募集開始、想定運用期間6ヶ月のCREAL「スカイコート世田谷用賀第2」案件に投資させていただく予定です。
CREAL(クリアル)はメールアドレス会員登録だけで案件情報詳細を見ることができます(メールアドレス登録完了後、投資家登録の画面に移りますが、投資家登録はしなくても案件情報詳細は見られます)ので、案件情報詳細をみて充分検討されてから投資家登録されてもいいと思います。
なお、CREALの運営会社である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの「不動産ファンド運営事業の受託資産残高(AUM)は約300億円(2018年10月末時点)」という実績(CREALサービスの開始は昨年からですが、創業は2011年5月)からも、CREALの信頼性は高いものと判断しています。
今後、TATERU Fundingの500万円が償還されるまでは、超大型プレイヤーが出てくれば別として、CREAL、Renosy、FANTAS fundingで500万円の投資総額となるようなかたちを考えています。