おはようございます!融資型・投資型クラウドファンディングで超分散投資をしているSAITAMANです。
maenoマーケット(maneoプラットフォーム)で、いわゆる上場企業系クラウドファンディング「大家.com」の会員募集がされています。
maneo会員であれば、maneoマイページ(My maneo)から数クリックで会員登録することができます。
ソーシャルレンディング投資家の間で、maneoの評判があまりよろしくないのは、大家.comの運営会社も重々承知のはずです。
それでもmaneoマイページと紐づけしてまで募集しているのは、いわゆる「maneoファミリー」と呼ばれるmaneoマーケット利用事業者で損害を受けなかった顧客を、大家.comに呼び込もうとしているからだと思います。
maneoの公表値にはなりますが、登録ユーザーは87,720人もいます。
その中には、返済遅延やデフォルトを起こさなかった上場企業子会社運営のLCレンディングのみで運用していたという方や、私のように、少額返済遅延となってしまったが、maneoマーケット投資全体では大幅なプラスとなったという方も大勢いらっしゃると思います。
損害を受けなかった投資家にとっては、maneoに対してそれほどの嫌悪感もないでしょうから、その中の一定割合は、上場企業の子会社が運営する不動産投資型クラウドファンディングであれば登録しておこうかとなるのではないでしょうか。
というわけで、ターゲットど真ん中の私も登録だけはしておこうかと思い、大家.comに登録させていただきました。
まあ、上場企業系不動産投資型クラウドファンディングサービスは他にもありますし、事業規模もけた違いの事業者も参入してきていますので、maneoに嫌悪感のある方はわざわざ登録する必要はないかもしれません。
ただし、返済遅延を起こした当時のmaneoとは株主構成や経営陣が一変されて、もはや別会社のようになっているということは書いておきます。
【上場企業系不動産投資型クラウドファンディング】
大家.comを運営するのは、東証二部上場の株式会社プロスペクトの100%子会社である株式会社グローベルスです。
プロスペクトは、東証二部上場Jトラストの藤澤信義会長が代表取締役就任会長に就任し、同じく藤澤氏が会長の東証JASDAQ上場でJトラスト子会社KeyHolderから不動産会社(キーノート)を買収しました。
そして、10月1日に、そのキーノートがグローベルスに社名変更されると同時に、不動産投資型クラウドファンディングサービス「大家.com」の登録が開始されました。
さらに、10月29日には、グローベルスと株式会社日本保証が不動産投資型クラウドファンディング事業に関する業務提携契約を締結しました。
https://www.prospectjapan.co.jp/ir/pdf/gyoumuteikei201029.pdf
また、11月1日には、SAMURAI FUND(サムライファンド)を運営するSAMURAI証券の親会社で東証JASDAQ上場のSAMURAI&J PARTNERS株式会社がNexus Bank株式会社に社名変更されています。
昨年9月に、Jトラストの筆頭株主であるNLHD株式会社(藤澤氏の個人持株会社)がmaneoマーケットの筆頭株主になって、SAMURAI&J PARTNERSとmaneoマーケットが業務提携を締結したところから、ソーシャルレンディング界隈では、Jトラストを中心とした話題が目白押しとなっています。
融資型・投資型クラウドファンディングには関係ありませんので、ここでは書きませんが、クラウドファンディング分野以外でもJトラストグループの積極的な動きが各所で確認できます。
上場企業であれば、その財務情報、業績、大きな動きについてはIR情報で確認することができますので、当然のことではありますが、多額の投資をする際には必ず確認するようにしましょう。