こんにちは!ソーシャルレンディング投資歴10年目のSAITAMANです。
数分で満額成立となったJ.LENDING(ジェイレンディング)の19号案件の追加募集(20号案件)分も無事満額成立となりました。
上場企業グループの募集で金額も5,000万円×2本程度ですので、満額成立はしましたが、時間は掛かりましたね。
やはりサービスの存在自体がまだあまり知られていないのと、最低投資額が50万円以上からとややハードルが高いところが影響しているのかもしれません。
【J.LENDING-LF20号】
募集金額:5,000万円
成立条件:3,000万円
投資利回り(税引前):年率5.00%
投資期間:95 日
担保・保証:有り
投資単位金額:最低50万以上10万単位
貸付先については、会員限定情報となっていますのでここで公開することはできませんが、JALCOホールディングスの株主構成と貸付先の事業内容から判断して、貸付先の経営状況については、JALCOにおいて、ある程度は把握されているものと推測されます。
担保物件については、外部機関による鑑定が実施されているとのことですが、結局のところ、運営会社が信用できなければ、あまり意味をなさないということは、これまでのmaneo事件でいやというほど思い知らされてきましたね。
というわけで、本案件については、ジャルコ株式会社及び親会社のJALCOホールディングスが信用できるという方については、投資を検討するに値する案件だと判断しました。
JALCOホールディングスは上場企業ですので、経営状態や財務状況、業績については、公開されていますので、各自で判断することが可能です。
個人的には、ほぼ同条件の19号案件について、内容的には担保余力もありますし、直近の業績も悪くないその分野の専門上場企業が組成した案件が、約3ヶ月でどうにかなってしてしまう可能性は低いものと判断して、100万円投資させていただきました。
なお、19号案件については、約1分45秒ほどで完売でした。
5,000万円が約1分45秒で完売というのは、人気といえば人気なのですが、激しいクリック合戦に慣らされているせいか、投資できる可能性という点では「完全な穴場」だと感じています。
J.LENDINGは、最低投資額が50万円とクラウドファンディングにしては高いため、資金に余裕のある方向けのサービスになりますが、メイン事業が不動産・貸金事業の上場企業運営という安心感があります。
運営会社は東証JASDAQ上場の「JALCOホールディングス」グループのジャルコ株式会社です。
設立は2011年10月で、アミューズメント向け等貸金業、不動産事業の2本柱経営の会社ですが、物流施設用地販売等により不動産事業が伸長しています。
業績面においては、今期第1四半期(4-6月)の売上高は4億6,800万円(前年同期比23.4%増)、営業利益は不動産賃貸業の収益改善から2億7,400万円(前年同期比17.4%増)、1億6,600万円(前年同期比7.9%増)とコロナ禍において増収増益を達成しました。16期ぶりの復配も発表されました。
(出所:JALCOホールディングス四半期報告書)
また、何と言いましても、上場企業運営でその主力事業が「貸金業と不動産事業」というところがいいですよね。
ソーシャルレンディング事業でデフォルトを起こしてしまうと、主力事業へのマイナスの影響が非常に大きいことから、財務面、担保・保証面でデフォルトを起こす可能性の低い案件を組成していただけることが期待できます。
私は、J.LENDINGの存在に気付くのが遅かったため、19号案件が初めての投資になりましたが、これまでデフォルト・遅延はゼロで全て満額成立となっています。
融資型・投資型クラウドファンディングサービスは知名度が上がると、投資家の需要に案件供給が追い付かなくなり投資しづらくなる傾向がありますので、私も出遅れてはしまいましたが、19号から運用を開始しました。
というか、2016年から募集はしていますが、募集本数が少なく、2018年までは年間2本1回1億~2億円程度のファンド募集で、2019年の11月からはやや小分けにして募集本数が増えてきているんですね。
あまり、これまではクラウドファンディングで資金を集める必要がなかったのかもしれません。
幸いなことに、サービス開始キャンペーン的な利回りでの募集はされておらず、利回りは4.0%~6.0%の範囲で収まっていますので、損した気分にはならないですね。
ただし、サービスの存在が認知されてくればくるほど、こういう上場企業運営・短期運用・やや高利回りという案件は人気化してしまう傾向がありますので、逃さず投資できてよかったです。