ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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【オーナーズブック】情報開示方針を読んでのサイタマン的解釈

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こんばんは!もうすぐソシャレン投資歴8年になるサイタマンです。

 

本日、OwnersBook から「貸付型案件における情報開示の方針について」というメールが送信されてきました。

以下の引用部分は全てそのメールからの抜粋になります(赤字変更は管理人による)。

〇新規案件
【これまでも開示していた内容】
・貸付条件(貸付金額、金利、貸付予定日、貸付期間)
・回収可能性に影響を与える情報(担保不動産の大まかな所在地・評価額・物件概要)

【今後新たに開示する情報】
・借入人の財務状況又は財務情報の概要
・借入人に債務超過、返済猶予を受けている等の事実があるか否か

【今後新しく借入人に開示を促す内容】
・担保不動産の物件名、所在地
・法人名

〇過去案件
・過去に投資実行済みの案件につきましては、新たな開示は行いません。

要するに、貸付先企業の財務情報の概要は公表するが、企業名・担保不動産については案件ごとの対応になるということです。

それに続く文章では、これまでの貸付先匿名化の実施から解除に至るまでの流れと開示条件が非常に分かり易くまとめられていますが、ここでは長くなりますので割愛させていただきます。

そしてお知らせの締めくくりとして、OwnersBook を運営するロードスターキャピタル社のソーシャルレンディングサービスに対する考え方が示されています。

■ロードスターキャピタルの想い
ソーシャルレンディングは、お金を投資したい方と資金を必要とされる方を結びつけるサービスです。
この度、新ルールで投資判断に必要な情報を出すことが可能になったことは、ソーシャルレンディングサービスがより適正な競争環境に置かれ、各運営会社がそれぞれの強みを活かしながら切磋琢磨し正しく発展していく上で大変大きな一歩となると考えています。

当社には、不動産投資・IT・金融・管理部門の各方面でキャリアを積んだプロフェッショナルが多数在籍しています。当社は、投資家の皆様が冷静な投資判断を行うに足る情報を提供していくこと、そしてリスクとリターンが見合い投資家の皆様の長期的な資産形成に資する商品開発を進めることを通して、業界の健全な発展に寄与する所存です。

私の解釈では「我々不動産投資のプロ集団に担保不動産の評価は任せてください!貸付先企業の財務情報は公開しますので!」 と読めました(笑)

 

オーナーズブックの方針はよく理解できました。

うん、これくらいの情報開示で丁度良い!という感じですね。 

当たり前のことですが、ここまでの開示で納得できる方は引き続き投資すればいいし、納得できない方は投資しなければいいのではないでしょうか。

私の場合は、元々、SBISLとオーナーズブックについては貸付先企業名まで開示しなくてもよいと判断して投資していますので、今後もサーバーが強化されるか、もしくは大型案件の募集があれば投資していきたいと考えています。

 

そもそも企業名が公開されたところで、非上場企業の場合、個人投資家が短期間で調査できることなんてあるのでしょうか。

貸付先企業や担保不動産を自らの力で評価してからでないと投資できないという方は、ソーシャルレンディング投資に限って言えば、それこそ上場系の不動産関連企業が多数参入しているFunds くらいしか選択肢がなくなってしまうのではないでしょうか。

もしくは、値動きがない投資先でソーシャルレンディング投資にこだわらないということであれば、CREALFANTAS funding などの不動産投資型クラウドファンディング事業者が提供している案件の対象物件を自ら評価して投資することも考えられるかもしれませんが、投資先としてはかなり偏ってしまうことになると思います。

結局のところ、ソーシャルレンディング投資においては、貸付先企業名が公開されたところで、ファンド運営事業者の信用度が投資判断の大部分を占める状況は変わらないような気がします。

最近オーナーズブック案件の募集が少なくなっているのですが、情報開示のための企業間調整とかが理由だとしたら、個人的にはそんなことしてくれなくてもいいんですけどね・・・

 

それにしてもサーバーが重すぎるのだけは何とかならないのですかね・・・今年はオーナーズブック案件には80万円しか投資できていません。

現在でもSBISLに次いで投資額は多いのですが、投資中元本は減る一方です。

  OwnersBook公式サイト
OwnersBook

 

私は、貸付先非公開の状態でも、不動産投資のプロ集団(オーナーズブック)による評価に加えて、外部の専門家による査定に基づく二重のチェックを行い担保不動産の評価額が決定されているからこそ多額の資金を投入しています。

他の投資家の方も同じような判断で多額の資金を投入されているからこそ、現状のような投資しづらい状況になっているのだと思います。

高利回りを提示して資金を集めていたソシャレン事業者の相次ぐ募集停止により、ソシャレン事業者の中では比較的低い利回りでも、上場企業が運営するオーナーズブックに人気が集中するのは当然のことだと思います。

 

このような状況ですので、クリック合戦になるのは仕方ないのですが、私はもう負けそうなオーナーズブックのクリック合戦には参戦しないことにしています。

もちろん大型案件の募集があれば投資しますが、オーナーズブックは応募前に入金しておく必要があるため、今後は配当金の再投資のみになると思います。

案件不足の状況を打破するために、可能であればロードスターキャピタルで抱えている物件をいくつかオーナーズブック募集案件に回していただけないかと思ったりしています。

まあ、こんな状況ではありますが、大人気のオーナーズブッククリック合戦に参加してみたい方は、口座開設してみられてはいかがでしょうか。

本当に厳しいクリック合戦ですが(笑)

OwnersBook公式サイト
OwnersBook  

※私は現在のところ、OwnersBookには約680万円投資させていただいていますが、 元本保証ではありませんので、投資するかどうかの最終判断は自己責任でお願い致します。