ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

クラウドポート「Funds(ファンズ) 」の仕組みが凄い!

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こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

  

それにしてもmaneoマーケット利用事業者の期限の利益喪失が止まりませんね・・・

グリーンインフラレンディング、ガイアファンディング、キャッシュフローファイナンスでは募集自体が停止されていましたが、昨日は、新たにクラウドリースで大規模な延滞が表面化しました。現在はクラウドリースでも募集は行われていません。

こうしてみると、どこもかしこも高利回りを売りにした事業者ばかりですよね。

現在、maneoマーケットと資本関係のあるmaneo、プレリートファンドを除けば、9事業者のなかで募集をしているのは、LCレンディング、スマートレンド、アメリカンファンディング、さくらソーシャルレンディング、アップルバンクの5事業者のみということになり、まさに異常事態だと思います。

 

昨年は、投資先不動産が明確な不動産特定共同事業法に基づく不動産投資型クラウドファンディング事業者が続々と参入してきました。

それに対して、ソーシャルレンディングサービスを提供する事業者の参入はあまりありませんでした。

そんな中、久々にソーシャルレンディングサービスに参入してくる会社が現れました。

その会社は株式会社クラウドポートで、ご存知の方も多いと思いますが、ソーシャルレンディングの比較サイトを運営する会社です。

クラウドポートのソーシャルレンディングサービスの名称は「Funds(ファンズ) 」「貸付ファンドのオンラインマーケット」を掲げています。

Funds
Funds

「何だ、1.5~6%って利回り低くね?」と感じられた方は、今までのソーシャルレンディング業界の異様な高利回り状態に感覚がマヒしてしまっていると思います。

冒頭に述べさせていただいたとおり、募集停止に追い込まれている事業者のほとんどは、利回り10%前後の案件を中心とする事業者です。

そもそも、私は、スマートレンドの家賃保証事業者向け超短期案件のように、安全性の高い明確な高利回りの理由がある案件を見つける方が難しいと考えています。

 

まずFunds(ファンズ) の特徴として、ファンドはクラウドポートが組成するのではなく、上場企業や成長が期待されるベンチャー企業が組成するシステムになっています。

現在挙げられているファンド組成企業は、以下の3社になりますが期待できそうですよね。

・アイフル株式会社:1967年創業、東証一部上場の国内最大手ノンバンク

・株式会社デュアルタップ:東証二部上場、マンションブランド「XEBEC」シリーズを手がける国内デベロッパー

・LENDY株式会社:オンライン融資サービスを提供、MUFGアクセラレータプログラムで優勝

 

ここまでだと、アイフルとも提携できたのかすごいなあと、maneoマーケット以上のプラットフォームになるかもなあという程度だと思います。

 

Funds(ファンズ) が画期的なのは、ファンド組成企業の貸付先がファンド組成企業の関係会社に限られているという点です。

これが、Funds(ファンズ) の「関係会社貸付スキーム」になります。

そしてもう一つ、「Fundsで取り扱う貸付ファンドでは、借入金を用いて行う事業の成否にかかわらず、借り手の全財産が借入金の返済原資となる」と明記されている点です。

いわゆるリコースローンですね。

 

これらの条件を先ほどの「アイフル株式会社」に当てはめてみますと、ファンド組成企業は東証一部上場企業のアイフル株式会社のということになります。

そして、万一、関係会社が貸付金を用いて進めた事業(最終貸付先)で損失が出たとしても、リコースローンですので、アイフルの関係会社が返済不能にならない限りはアイフルへの返済義務を果たす必要が出て来ます。

 

すなわち、ファンド組成企業の関係会社は他の資産を用いても返済不能とならない限りは返済義務を負い、そのファンド組成企業は上場企業等信用度の高い企業であるということになります。

 

クラウドポートのFundsのお金の流れは、

上場企業等(ファンドの組成)→上場企業等の関係会社(リコースローン)→匿名の最終貸付先

となります。

 

こうして図式化してしまえば単純ですが、さすがにソーシャルレンディングの欠点を知り尽くしたクラウドポートが練り上げたシステムという感じがします。 

つまるところ、投資家の立場からすれば、匿名の最終貸付先の事業破綻を理由に中間の会社が逃げてしまうリスクが怖いのですが、リコースローンとして貸し付けられた上場企業等の関連会社であればそのリスクは極めて低いですよね。

現状公表されている情報からの判断にはなりますが、個人的な見解としましては、ファンド組成企業の信用度が高い場合には、LCレンディングのLCホールディングス保証付き案件と同程度の信用度にはなるものと判断しました。

 

もちろん投資ですので、何が起こるかは分かりません。

しかし、かなり安全性の高いファンド設計になっていると判断しましたので、早速Funds(ファンズ)に口座開設の申込みをさせていただきました。

Funds

Funds

後は、運用利回りと期間がどの程度になるのか。

詳細が分かればまた記事にさせていただきたいと思います。