こんにちは!クリック合戦と抽選に挑戦しまくっているサイタマンです。
投資家から絶大な支持を得ているFunds(ファンズ) から新ファンド「ムゲン買取再販事業ファンド#2」の募集告知がありました!
しかし、利回りはファンズでは過去最低に近い1.65%です(最低利回りは1.6%)。
前回の同ファンドの利回りは2.00%で、これでももう少しほしいなと思っていたところ、今回は更に低下させてきましたね。
今回のファンドで集めた資金は、創業30年の東証一部上場企業ムゲンエステートの主力事業である中古不動産の買取再販事業に利用されます。
ソーシャルレンディング投資としては、手堅い部類の案件だと言っていいと思います。
しかし、この利回りをどう考えるかですよね。
社債に投資したかったけど、機会を逃してしまった資金があるとか、投資予定がない資金が大量にあるとかだと入れてみてもいいかもしれません。
【ムゲン買取再販事業ファンド#2】
募集総額:1億円
予定利回り(年率、税引前):1.65%
予定運用期間:約11ヶ月
ファンドの募集期間:2020/9/9 19:00 〜 2020/9/16 15:00
なお、集められた資金は、不動産買取再販事業の事業資金に利用されますが、ムゲンエステートへの貸付はリコースローンになりますので、たまたま当該事業が上手くいかなかった場合でも、ムゲンエステートが借入金の返済を行うことができれば元本は欠損しません。
ファンズでは、このように全ファンドに関して、上場企業やその関連会社がファンド組成してグループ内で貸し出すかたちになりますので、それなりに信用度の高い企業に貸し出すことができることになります。
ムゲンエステートの業績に関しては、直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比89.3%減の0.8億円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の9.3%から5.2%に悪化しています。
ただし、財務面では、自己資本比率は30%以上を維持していますので、11ヶ月やそこらで倒産やそれに準ずる状況になることは考えにくいとは思います。
上場企業ですので、当然のことながら業績・財務情報は企業サイトで確認できますので、ご自身で確認してください。
まあ、ホンネで書かせていただきますと、この条件なら申し訳ないですが、運用期間が同じくらいで、入金から運用開始までのタイムラグを考慮しても利回りが2.5%以上になるJointoα(ジョイントアルファ)、CRE Fundingの方に投資したくなりますね。
→東証一部上場企業運営!Jointoα(ジョイントアルファ)公式サイト
Fundsがサービスを開始するまでは、ソーシャルレンディングでここまで案件内容と貸付先が明示されて信頼性の高いファンドが組成されることになるとは思っていませんでした。
案件内容と貸付先の開示という点ではファンズの功績は非常に大きいと思います。
Fundsはあくまでプラットフォーム事業者であり、ファンド組成企業の意向ということで難しいのかもしれませんが、利回り面でもう少し頑張ってくれるとありがたいといったところですね。
Fundsに関しては一企業に一気に多額の資金を投入するよりは、リスクとリターンを考慮した上で、ファンド組成企業間で分散投資をしていくのが良いと考えています。
実際、運営会社のクラウドポートもホームページ上で、「特に重要なこと」として、特定のファンド組成企業に資産を集中することがないよう注意喚起されています。
総合的に判断すると、今後もファンズでの運用額は増やしていく方向しか考えられません(需要過多のため投資できるかどうかは分かりませんが・・・)。
なお、ファンズでは抽選方式による募集も実施されることがありますので、募集開始時間にPC前待機でクリック合戦に参戦している時間的余裕がない方にもおすすめの事業者になります。