ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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【さよなら?】ついに看板の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」も「一時募集休止」

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こんにちは!SBIソーシャルレンディング投資歴10年目のSAITAMANです。

 

4月9日、「関係者への取材」ということではありますが、SBIホールディングスがソーシャルレンディング事業(SBISL)からの撤退を検討しているとの報道がありました。

news.yahoo.co.jp

 

しかし、SBIホールディングスは、この撤退検討報道を否定しています。

www.sbigroup.co.jp 

 

そして、昨日4月15日、ついに唯一募集が継続されていた「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」について、募集を「一時休止」するとのお知らせがありました。

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平素は、SBIソーシャルレンディング株式会社をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。

当社ウェブサイトにおいてこれまでお知らせいたしましたとおり、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、第三者委員会を設置し、その調査に誠実に協力するとともに、関係当局への報告等も行ってまいりました。かような状況を踏まえ、「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」の借手への貸付けにつきましても、実行に至らない状況が続いてまいりました。

常時募集の「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」はロールオーバー(*)のある特徴的な商品ではありますが、当社にてその取り扱いについて慎重に検討・協議した結果、借手への貸付けの実行には至らず、運用開始とならない状況が当面続く可能性が高いと思われ、ついては本年4月16日以降、当ファンドの募集を一時休止することと致しました。
なお、現時点では再開の時期については未定となっております。

募集の一時休止に伴い、お客様にご出資いただいた「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド 2021年4月第1号(J0204)」(募集期間2021年4月1日~4月15日)の出資金全額については、返金の対応をさせていただきます。
3営業日以内に、ご登録の金融機関口座に返金いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお、当「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」は、重要なお知らせにあります貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたファンドとは無関係であり、したがって現在、取り組み中の未償還元本相当額の償還の対象としようとするファンドではございません。

投資家の皆様には、ご期待いただいていたにもかかわらず、借手への貸付けの実行(運用開始)に至らず、深くお詫び申し上げます。

(*)ロールオーバーとは、借入申込希望者への貸付実行期間終了時に出資者(お客様)より営業者(弊社)が入金を受けた金員に余剰があることが確認された場合に、当該余剰となる金員について、貸付実行期間終了後、最初に募集が開始される予定のファンド(本ファンドと同種類のもの)の出資に充てられることをいいます。

 

貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性があるため、第三者委員会が設置されてから、2か月以上経過してからの募集休止です。

今までの一連の流れからして、問題の発生を認識した当初は、事業の継続を予定していたものの、最近になってSL事業からの撤退が検討されるようになったということではないでしょうか。

第三者委員会による調査が継続している段階では、撤退が決定しているとしても正式発表は先送りしてもいいとは思いますが、募集休止決定まで少し時間が掛かったのは残念ですね。

私のように、運用状況を把握するために1万円入れているだけというような場合はいいのですが、ロールオーバーによって大きな運用資金を無駄に拘束されていた方もいらっしゃるでしょうから。

まあ、 3営業日以内に返金ということですので、大金を入れていらっしゃった方も安心されたのではないでしょうか。