ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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【必読】J.LENDING(ジャルコ)社長のインタビュー記事が良かった話

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こんにちは!ソーシャルレンディング投資歴10年目のSAITAMANです。

 

上場企業が運営するJ.LENDING(ジェイレンディング)の募集が昨年後半から顕著に増えてきました

J.LENDINGの運営会社は東証JASDAQ上場の「JALCOホールディングス」子会社のジャルコ株式会社です。

 J.LENDINGは、最低投資額が50万円とクラウドファンディングにしては高いため、資金に余裕のある方向けのサービスになりますが、メイン事業が不動産・貸金事業の上場企業グループ運営という安心感があります。  

→J.LENDING(ジェイレンディング)公式サイト

 

そんなJ.LENDINGを運営するジャルコ株式会社代表取締役社長のインタビュー記事が2回に分けて掲載されていました。 

gentosha-go.com

 

gentosha-go.com

 

第1回記事は、「ジャルコの事業の柱は不動産業と貸金業で、2つの事業基盤をベースに、第3の事業の柱と位置づけているのがソーシャルレンディング」という話の他は、ソーシャルレンディングの一般的な内容になりますので、ソーシャルレンディングに詳しい方は読み飛ばしてもいいと思います。

 

第2回記事は、「J.LENDING」が手数料をわずか1%しか取らない本当の理由等、J.LENDING事業の本質が述べられていますので、そこそこの資産があって、J.LENDINGへの投資をお考えの方にとっては興味深い内容になっていると思います。

→J.LENDING(ジェイレンディング)公式サイト

 

記事の中から、なるほどと納得させられた点をいくつかピックアップさせていただくと、まずは融資先については以下のように述べられています。

当社は貸金業を手がけており、そこで融資した実績のある企業の中から厳選して、ソーシャルレンディングに移行させています。貸金業での融資審査では、企業の財務内容はもちろん、代表者である社長の人柄まで重視しています。つまり信用できる人物かどうかです。私自身が直接会い、話をする中で、約束を守る人であるか、もし守れなくなった時にどういう対応をとるかなどを慎重に見極めます。

そうして貸金業で融資を数年行ったうえで、その中から総合的に判断して本当に信用できると認めた会社のみを、少しずつソーシャルレンディングに移行させています。安心・安全な貸し先に絞っているということです。時間と手間のかかる作業ですが、投資家の方々に安心して投資していただくために必須の手続きだと考えています。

ジャルコの社長自身が直接会って、企業の財務内容だけではなく人柄まで重視して融資の可否を判断し、 さらにそこから数年の融資期間を経て厳選してソーシャルレンディング案件が誕生しているわけですね。

 

次に、「J.LENDING」事業でそこまで大きな利益を出す必要がない理由、融資先のメリットも明確に述べられています。

実は、「J.LENDING」に力を入れることは、当社にとってはデメリットでもあります。本来であれば、貸金業で年率8~15%で融資している企業に対し、ソーシャルレンディングに移すことで金利は4~8%程度に半減するからです。しかし、融資先企業と投資家の双方にメリットがあれば、それでよいと考えています。 

当社はソーシャルレンディング事業を社会貢献の一環として位置づけています。この点が同業他社とは大きく異なるポイントです。

当社の事業の2本柱は盤石な収益体制を構築しています。業績は好調です。したがってソーシャルレンディング事業では大きな収益を生み出す必要がありません。もちろん事業を成り立たせるうえで最低限の収益は確保しなければなりませんが、急速な事業拡大は必要ありません。利益を最優先すると、どうしてもムリが生じます。

実際、当社の利幅は非常に少ないです。たとえば、融資先企業に年利5%で貸し出したとして、投資家には4%配当します。当社の利益は1%です。2020年12月に募集した5周年記念ファンドは利回り7%でしたが、あくまでも感謝キャンペーン商品です。

なるほど、貸金業で融資されている企業側としてもソーシャルレンディングの方が金利が低くなるというメリットがあるのですね。

ソーシャルレンディングサービスの中には、今でも配当利回りとほぼ同等の手数料を取っているところもあり、 わざわざブログで批判することはありませんが、企業側には高金利で融資されているケースもあります。

事業を急拡大させて、投資家に多大な損害を与えた業界最大手もありましたね。

 

そして、投資商品に対する社長の想いも述べられています。

この気持ちが少しでも業界最大手を急拡大させたあの方にあれば、あんなことにはならなかったのではないでしょうか。

当社がなぜここまで徹底して投資家の安心・安全を考慮しているかというと、私自身の経歴に関係しています。私は大学卒業後、大手証券会社に入社しました。地方の支店でまさに「ドブ板営業」でさまざまな商品を販売しました。その中には正直、販売に適さない商品も多くありました。とはいえ証券会社は手数料ビジネスですから、顧客が損をするとわかっていても、いち営業マンとしては目をつぶって売るしかありませんでした。

しかし、そうしたビジネス手法にはずっと忸怩たる思いがありました。本当はよい商品を販売したいし、買っていただきたいけれども、それができない。私はお客さまに損をさせることがどれほど重く、投資家を落胆させるかを、骨の髄まで染みて知っているつもりです。 

資産家でも高齢者のように挽回する時間がない顧客が、資産を減らしたときの顔をいまでも思い出すことがあります。ですからそれは絶対にやってはいけないことだと肝に銘じています。いまは、「年老いた自分の親にすすめられる投資商品かどうか」という基準を自分の中に設けています。

 

私は、J.LENDINGの存在に気付くのが遅かったため、19号案件が初めての投資になりましたが、これまでデフォルト・遅延はゼロで全て満額成立となっています。

J.LENDINGは、2015年から事業を開始し、2016年から募集自体はしていました。

しかし、金融庁の貸付先匿名化要請があったため、積極的な事業活動はしていませんでした。

2019年3月に金融庁が匿名化解除を発表して事業環境が整ったと判断し、昨年後半からは目に見えて募集額が大きくなってきました。

2021年度には募集額50億円を目指しているとのことですので、不動産業と貸金業を柱とする上場企業グループ運営のソーシャルレンディングに投資したいという方にとっては狙い目だと思います。

ただし、最低投資額が50万円以上からとなっているため、数万円で分散投資をしている方にはややハードルが高いサービスとなります。

 

過去に募集された案件内容をみても、大人気となっているSBISLやクラウドバンクと比べても、担保・保証面では堅い案件が多いと判断していますので、今後もJ.LENDINGで分散投資を続けていきたいと考えています。

→J.LENDING(ジェイレンディング)公式サイト