ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

「億トレを名乗りさえすれば億トレになれる」・・・そんな世界なのかもしれない。

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こんばんは!株式投資歴20年以上になるサイタマンです。

 

本日、日経平均株価の終値が2万3529円50銭を付け、今年の最高値を更新しましたね。約1年2カ月ぶりの高値水準ということで、このままいけば、今年も安泰の一年となりそうです。

政権交代後の7年間は本当にイージー相場で、バブル景気を経験できなかった私としては、ここまで楽をさせてもらった記憶は今までありません。

アベノミクス景気開始前から株資産を保有している皆さんはウハウハではないでしょうか。

 

このような株高の現在、Twitter界隈も「億トレ」であふれかえっています。

野村総合研究所(NRI)の定義によると、世帯の純金融資産保有額が1億円以上の層を富裕層としていますので、「億トレ」の方々は、一応富裕層ということになりますね。


超富裕層:世帯の純金融資産保有額が5億円以上
富裕層:世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満
準富裕層:世帯の純金融資産保有額が5,000万円以上1億円未満
アッパーマス層:世帯の純金融資産保有額が3,000万円以上5,000万円未満
マス層:世帯の純金融資産保有額が3,000万円未満

 

それでは、日本の富裕層というのはどの程度の割合で存在するのでしょうか。

NRIが2018年12月に発表した「2017年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模についての推計」によると、「富裕層」は118.3万世帯、「超富裕層」は8.4万世帯で、合計126.7万世帯となっています。これは日本の全世帯数の2%強にあたります。

上記は世帯数での推計になりますが、恐らく、日本では100人中2~3人が億以上の金融資産を保有していると考えて良いと思います。

 

TwitterをはじめとするSNSではあんなに「億トレ」であふれかえっているのに、随分少ない数字ですよね。

100人中2~3人が1億以上の金融資産を保有しているとは言いましても、トレードで億を稼いだ割合となると更に少なくなると思います。

更に、株式投資やFX、仮想通貨取引などの短期トレードで華麗に「億った」人などごく僅かではないでしょうか。

 

う~ん、おかしいですね・・・

Twitter界隈ではあんなに「億トレ」であふれかえっているのに・・・

 

そんな成功者の「億トレ」の方々ですが、何故か高確率でご自身が関わっている「情報商材」を勧めてくれたり、「サロン」にお誘いしてくれたりします。

 

現実世界では短期トレードで億を稼いだ人間などごく僅かですが、Twitter界隈で「億トレ」になるのは簡単なんだとしか考えられません。

もしかしたら、Twitter界隈では「億トレを名乗りさえすれば億トレになれる」・・・そんなファンタジーな世界が広がっているのかもしれません。

そんなファンタジーな世界を楽しむのは個人の自由ですが、高い確率で現実世界に引き戻されることは覚悟しておいた方がいいかもしれません。

 

ちなみに、私は「アベノミクス景気のおかげで億超えしただけ」の凡人ですので、短期間で億の資産を築き上げる奇跡の手法や情報は持ち合わせていません。

「アベノミクスによる株価かさ上げ」がなければ、富裕層になれなかったことを自覚しているため、このような値動きのないソーシャルレンディングや不動産投資型クラウドファンディングにも分散投資しているわけです。