ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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【Funds】リースバック事業「あんばい」ファンド#3の利回り2.5%への引き下げは合理的だと思う

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こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

東証一部上場企業へのリコースローンということで、この利回りでも十分資金は集まるということなのでしょうか。

Funds(ファンズ) から募集予定が発表された株式会社インテリックスのリースバック事業「あんばい」ファンドの第三弾は、利回り2.5%でした。

 

【リースバック事業「あんばい」ファンド#3】 

予定利回り(年率・税引前):2.5%
募集金額:56,000,000円
運用期間:約11ヶ月(2019/9/25〜2020/8/31予定)
担保・保証:担保なし・保証なし
償還方法:満期一括
配当方法:毎四半期
最低成立金額:30,000,000円
最低投資金額:1円
募集期間:2019/9/9 19:00 〜 2019/9/17 15:00(先着方式

 

第1号3.5%→第2号3.0%→第3号2.5%と利回りは低下してきています。

アイフル関連企業への貸付案件が1.8%、いちごの連結子会社が連帯保証をしている案件が3.0%などと比べて、このインテリックスへの貸付案件2.5%という利回りが高いのか低いのかは判断が分かれてくると思います。

私の場合は、1号、2号ファンドには迷いなく投資させていただきましたが、2.5%というのは微妙なラインだと思います。

 

私の弟も会社を経営していて、私も名ばかり役員をしているのですが、現在の某メガバンクからの借入利息が年0.69%で、地元の信用金庫からの借入利息が年0.73%です。

これは創業時からすると考えられないような低利息で、数年ごとに信用を積むたびに低下しています。

経営者としては当然、利息などは低い方が良いに決まっていますので、複数の金融機関に競ってもらって低利息にもっていっています。

 

今回のファンドは、5,600万円と額はそれほど大きくありませんので、利回りを下げたために既存の出資者が投資をしてくれなくても、これまで当該ファンドに投資をしていなかった新規の出資者だけで確実に完売すると思います。

それなら、借り手としては3.5%に設定して既存の出資者も含めたクリック合戦などをしてもらうよりも、2.5%に下げて新規の出資者だけで埋めてもらう方が良いという判断になるのは当然のことだと思います。

 

今回のファンドは2.5%とソーシャルレンディング案件の中では低利回りですが、リースバック事業「あんばい」ファンドにまだ投資をされていない方は、分散投資の観点から投資を検討されてもよいのではないでしょうか。

私は、1号、2号ともに投資済みということで、今回の3号ファンドは投資先が偏りすぎてしまいますので見送らせていただきます。

 Funds公式サイト
Funds

 

今回のファンドの貸付先は、東証一部上場の「株式会社インテリックス」になります。

そして、借り手企業への貸付はリコースローンであるため、万が一事業での投資回収が滞った場合でも借り手であるインテリックス社が借入金の返済を行うことができれば元本は欠損しません。

なお、ファンドで募集された資金は、リースバック事業「あんばい」での不動産取得資金に利用されます。

また、今回インテリックス社がFundsを利用する理由は、リースバック事業「あんばい」を始めとするインテリックス社の認知度向上を期待するためとのことで、投資家にとっては非常にありがたいPR方法だと思います。

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1995年創業のインテリックスは中古マンション再生販売専業の最大手で、17年開始のリースバック事業は認知度が向上し、契約件数の伸びが加速がしています。

自己資本も十分にあり、ファンド運用期間の11カ月やそこらで倒産やそれに準ずる状態になる可能性は極めて低いと思います。

予想配当利回りは約3%ですが、2020年5月期は減配予定のため、業績からして更なる減配の可能性は低いことから、現時点の数字だけを比較すると株式投資による配当利回りの方が若干高い水準にあります。

 

ファンズに関してはクリック競争に熱くなって一気に多額の資金を投入するよりは、リスクとリターンを考慮した上で、ファンド組成企業間で分散投資をしていくのが良いと考えています。
実際、運営会社のクラウドポートもホームページ上で、「特に重要なこと」として、特定のファンド組成企業に資産を集中することがないよう注意喚起されています。

 

今回の案件については、既に同ファンドシリーズに十分な額を投資済みですので見送らせていただきますが、まだ投資をされていない方は投資の検討をするに値する案件だと思います。

Funds公式サイト
Funds

※私は、Funds募集ファンドについては、かなり安全性の高い仕組みになっていると判断していますが、元本保証ではありませんので、最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。