こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
サービス開始からこれまで組成されてきたファンドの全てでクリック合戦となってきたFunds(ファンズ)による初の抽選方式ファンドに当選していました!
今回は50万円で申込みしていました。
なお、ファンズHPでは、きっちり当選人数と当選金額が情報開示されていました。
当選確率は1,533名÷476名=約3.26倍だったようです。
一人当たりの投資額は約21万円になりますね。
これでファンズでは、6案件合計170万円の運用になりました・・・と書こうとしていたのですが、ファンズの場合はファンド別ではなく、ファンド組成企業ごとに内訳が表示されるようですね。
確かに、ファンズ募集案件は全てリコースローンですので、個別ファンドごとの区分にはあまり意味はありませんね。ファンド組成企業別の区分の方が分かり易くていいと思います。
この点、不動産投資型クラウドファンディングのCREAL やFANTAS funding の場合は、対象物件ごとに条件は異なってきますので、個別ファンドごとの検討が必要になってきます。
なお、今回私が当選した同じファンドの先着方式での募集が12日の19時からあります。
全く同じ内容のファンドですので、抽選方式で投資できなかった方も是非ご検討ください。
【リースバック事業「あんばい」ファンド#2】
予定利回り(年率・税引前):3.0%
募集金額:244,000,000円(内1億円を抽選方式で募集)
運用期間:約11ヶ月(2019/7/29〜2020/6/30予定)
担保・保証:担保なし・保証なし
償還方法:満期一括
配当方法:毎四半期
最低成立金額:30,000,000円
最低投資金額:1円
募集期間:,2019/7/12 19:00 〜 2019/7/22 12:00(先着方式)
このように、抽選に漏れても1億4,400万円の先着順での募集枠があるというのがありがたいですね。
今回のファンドの貸付先は東証一部上場の「株式会社インテリックス」になります。
そして、借り手企業への貸付はリコースローンであるため、万が一事業での投資回収が滞った場合でも借り手であるインテリックス社が借入金の返済を行うことができれば元本は欠損しません。
なお、ファンドで募集された資金は、リースバック事業「あんばい」での不動産取得資金に利用されます。
また、今回インテリックス社がFundsを利用する理由は、リースバック事業「あんばい」を始めとするインテリックス社の認知度向上を期待するためとのことで、投資家にとっては非常にありがたいPR方法だと思います。
1995年創業のインテリックスは中古マンション再生販売専業の最大手で、17年開始のリースバック事業は認知度が向上し、契約件数の伸びが加速がしています。
業績面では前期までは、利益はやや減少傾向にありますが、十分な水準を保っており、売上高は右肩上がりになっていたのですが、今期は売上高・利益ともに苦戦しているようです。
とは言いましても、自己資本は十分にあり、ファンド運用期間の1年やそこらで倒産やそれに準ずる状態になる可能性は極めて低いと思います。
(株式会社インテリックス2019年5月期3Q決算説明資料より抜粋)
上記3Q決算を読むと、今期は苦戦しているようですが、株価水準はそれをおり込み済みで予想PER7.28倍、実績PBR0.62倍、予想配当利回り4.84%となっています。
今回募集のファンド利回りは3.0%ですので、減配の可能性はあるかもしれませんが、現時点の数字だけを比較すると株式投資による配当利回りの方が高い水準にあります。
ファンズに関してはクリック競争に熱くなって一気に多額の資金を投入するよりは、リスクとリターンを考慮した上で、ファンド組成企業間で分散投資をしていくのが良いと考えています。
実際、運営会社のクラウドポートもホームページ上で、「特に重要なこと」として、特定のファンド組成企業に資産を集中することがないよう注意喚起されています。
ファンズでは今後も抽選方式による募集がされる予定ですので、募集開始時間にPC前待機でクリック合戦に参戦している時間的余裕がない方にもおすすめの事業者になります。
※私は、Funds募集ファンドについては、かなり安全性の高い仕組みになっていると判断していますが、元本保証ではありませんので、最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。