こんにちは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
先日再募集のあったリースバック事業「あんばい」ファンドは、深夜0時過ぎの募集開始にも関わらず募集枠2,100万円が瞬間蒸発でしたね。
私は既に当該案件には投資済みということで見ているだけでしたが、案件の安全性を重視する投資家から支持されるのは当然のことだと思います。
Funds(ファンズ)では、主に上場企業やその子会社がファンドを組成して、関連企業にリコースローンとして貸し付けるため、あたかも上場企業の社債に投資するような仕組み(もちろん社債とは異なります)となっています。
このような仕組みになっているため、上場企業であれば一定の信頼性が担保されているので、どの案件を選んでも同じだろうと考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、上場企業といっても千差万別で、ファンズに参入してきている同じような不動産関連企業でも財務状況には雲泥の差があります。
今見直してみましても、どの企業も1年やそこらで倒産やそれに準ずる状況にはならないだろうとは思うのですが、リーマンショックとその後の暗黒政権時代に倒産や倒産寸前まで追い込まれた不動産関連企業も数多くありましたので、何が起こるかは分からないのは事実です。
そんな万が一のことを考えながら、高配当株を選定するような感覚で投資をしてきたところ、私の場合は、ソシャレン投資とは思えないような予定利回りになってしまいました。
上場企業が開示しているデータから利回りと安全性を比較して投資できるのはファンズの大きな利点なのですが、どうしてもより安全な企業の組成ファンドの投資額が大きくなってしまいます。
ここまで安全そうな案件ばかりを選んでおいてこんなことを書くのも何ですが、やはりもう少しリスクを取っても良かったかと思います。
何も考えずに投資していれば恐らくもう1%くらいは高い平均利回りになっていたでしょう。
ファンズ案件内で利回りと安全性を比較するからこのような選択になるのですが、他のソシャレン事業者の案件と比べれば、詳しい財務情報が開示されている分、どれも安全性は高いですよね。
ファンズ募集案件は、借り手企業への貸付はリコースローンであるため、万が一当該案件の事業での投資回収が滞った場合でも、借り手(上場企業やその子会社がほとんど)が借入金の返済を行うことができれば元本は欠損しません。
また、Fundsを利用する理由がその企業の認知度向上を期待するためというケースもあります。
ファンズに関してはクリック競争に熱くなって一気に多額の資金を投入するよりは、リスクとリターンを考慮した上で、ファンド組成企業間で分散投資をしていくのが良いと考えています。
実際、運営会社のクラウドポートもホームページ上で、「特に重要なこと」として、特定のファンド組成企業に資産を集中することがないよう注意喚起されています。
私もファンズでは、5案件に合計120万円投資させていただいています。
ファンズは今年から開始されたソーシャルレンディングサービスですが、分配実績が積み重なることにより、今後さらに登録者数が増えていくのは間違いないでしょう。
そうなると、ただでさえ激しいクリック合戦が更に激化するかもしれませんが、オーナーズブックへの投資を休止している分、貸付先やファンド組成上場企業の財務状況を考慮し過ぎることなくファンズ案件には投資していきたいと考えています。
※私は、Funds募集ファンドについては、かなり安全性の高い仕組みになっていると判断していますが、元本保証ではありませんので、最終的な投資判断は自己責任でお願いいたします。