ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

不動産投資型クラウドファンディングに対抗できるのは

【PR】

こんにちは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

昨年後半からは、ソーシャルレンディング業界最大手maneoマーケットの相次ぐ返済遅延事案を受けて、投資先不動産が明確な不動産特定共同事業法に基づく不動産投資型クラウドファンディングが人気化してきました。

具体的には、Renosyは全ての案件を人気化することを考慮して抽選方式で募集し、CREALは初回ホテル案件で8億8千万円もの募集で満額成立させ、FANTAS fundingもここまでの空き家再生・中古不動産流通全案件で満額成立させています。

 

それらに対抗できるソーシャルレンディングプラットフォームの一番手はOwnersBook(オーナーズブック)ではないかと思います。

OwnersBookは、東証マザーズに上場しているロードスターキャピタル株式会社の子会社であるロードスターファンディング株式会社が管理するプラットフォームの名称になります。

ロードスターキャピタルは、創業以来増収増益を続け黒字経営となっていますが、詳しい財務情報については、上場企業ですので全て公開されています。

OwnersBookの運営企業グループについては、何の問題も見つかりません。

 

OwnersBookに限ったことではありませんが、ソーシャルレンディングの欠点として、行政当局の指導により最終貸付先の特定につながるような情報を掲載することができず、貸付先が匿名化されていることが挙げられます。

今年中には、この貸付先の匿名化が解除されるのではないかと噂されていますが、私は、OwnersBookが当局の方針変更にかかわらず、「相手方が借りにくくなるから」ということで貸付先を匿名のままにしたとしても、恐らくOwnersBookへの投資は継続すると思います。

なぜなら、私の場合は、OwnersBookの最終貸付先が想定できるからとか、最終貸付先選定を信用しているから投資しているわけではなく、OwnersBookが融資をする際に、不動産投資のプロ集団(OwnersBook)による評価に加えて、外部の専門家による査定に基づく二重のチェックを行い担保不動産の評価額が決定されているから多額の資金を投資しています。

不動産担保付き案件では、貸付先の経営が破たんして不動産市況が著しく悪化したような場合には担保割れすることも考えられますが、その可能性が最も低いのがOwnersBook案件ではないかと評価しています。

私は不動産市況については、中古区分マンション投資やJリートに投資をしている分、何もしていない方よりは少し詳しい程度だと思っていますので、不動産投資のプロ集団の目利き力の方がよっぽど信頼できると思っています。

現在は総額約11億円の大型案件が募集中ですが、既に10億円近くの応募がされている状況です。

 

※私は、OwnersBookに1323万円、CREALに100万円、FANTAS fundingに100万円投資していますが、いずれも元本保証はありませんので、投資するかどうかの判断は自己責任でお願い致します。

 

そもそもソーシャルレンディング事業者が貸付先を明らかにするかどうかなどという問題は、当局が指導するようなことではなく、各事業者が判断すれば済むことだと思うのですが・・・まだまだソーシャルレンディングの黎明期ということで仕方がないんですかね。

 

貸付先を明らかにすることにより、貸付先が借りてくれなくなるならソーシャルレンディング事業者は匿名のままで募集して、あとは投資家の判断にまかせれば良いだけのことでしょうし、恐らく、SBIソーシャルレンディングやOwnersBookが貸付先を明らかにしなくても、投資資金は集まってくると思います。

逆に、真っ当なソーシャルレンディングの中小事業者は匿名化解除により、貸付先を明示できることになれば、貸付先のネームバリューと財務状況によっては募集がしやすくなるかもしれません。

こんなあまり意味がないと思われる指導をするより、もっと悪意を持った事業者を早急に取り締まる方に力を入れていただきたいと、個人的には思います。

 

なお、OwnersBookではソーシャルレンディング案件の他に、エクイティ型も取り扱っていますが、現在のところエクイティ型の募集実績は一案件のみとなっています。

これまでの話は、OwnersBookの案件の中でも、不動産信託受益権を購入するエクイティ型ではなく、そのほとんどを占めるソーシャルレンディング案件についての話になります。

エクイティ型については、また募集されることがありましたら取り上げさせていただきたいと思います。