ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

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bitREALTY(ビットリアルティ)byケネディクスはまだか?

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こんばんは!不動産投資型クラウドファンディング投資家のサイタマンです。

 

今月から新たに募集が開始された不動産投資型クラウドファンディングCREAL(クリアル)のホテル案件はかなり埋まってきましたが、募集終了までに満額成立するかどうかは微妙なところでしょうか。

CREALの運営会社である株式会社ブリッジ・シー・キャピタルの「不動産ファンド運営事業の受託資産残高(AUM)は約300億円(2018年10月末時点)」という実績(CREALサービスの開始は今年からですが、創業は2011年5月)からも、CREALの信頼性は高いと判断しています。 

なお、CREALは、契約成立前書面でも詳しい情報を開示していますし、不動産投資型クラウドファンディングに何も考えずに投資しているとレジデンス案件に偏りがちですが、そのような偏ったポートフォリオを修正する目的でも、ホテル案件はおすすめの案件だと思っています。

 

恐らく、新規参入事業者であるのと比較的低い利回りでの長い運用期間であるという条件をみられて、緩やかな集まり方になっているのだと思います。

まあ、新規参入とはいっても、それは個人投資家向けのクラウドファンディング事業の話で、不動産ファンド運営事業自体については過去の実績もあるわけですが。

私個人の見解としましては、もし、このキャンペーン内容と条件で、ケネディクスのような超巨大企業が募集を掛ければ恐らく即完売するような案件だと思います。

 

ケネディクスは1995年に設立された受託資産残高(AUM)2兆637億円のアセットマネジメント事業と不動産投資事業を手掛ける会社です。

現在、不動産投資型クラウドファンディング事業に参入してきている事業者とはちょっと桁違いの規模になりますね。

そんなケネディクスと野村総合研究所が昨年6月に、不動産投資型クラウドファンディング事業を展開していくために共同で設立したのがビットリアルティ株式会社です。

 

なお、ビットリアルティでは、2018年1Q(1〜3月)に第1号案件のリリースを予定していましたが、まだ実現はしていません。

私は、この参入には去年からずっと期待していたのですが、今久しぶりにサイトを開いてみますと、まだ募集予定はない状態でした。

www.bit-realty.com

 

最新のケネディクスの決算説明資料でもクラウドファンディング事業には触れられていますので、立ち消えになったわけではないと思います。

やはり、巨大企業が新規事業を立ち上げる際にはそれなりの準備期間が必要とされるということでしょうか。

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(出典:ケネディクス株式会社2018年12月期3Q決算説明資料)

 

不動産特定共同事業法に基づいた不動産投資型クラウドファンディング事業者が手掛けるサービスは、新築アパートに特化したTATERU Funding(現在は募集停止中)を筆頭に、区分所有案件に特化したRenosy、区分所有と空き家再生案件のFANTAS funding、第一号案件がホテル事業投資だったCREALと我々個人投資家が選択できる事業者は多くなってきました。

 

ただし、注意しなければならないのは、全ての手続きがオンライン上で完結する不動産投資型クラウドファンディング事業者で償還実績があるのは、今のところTATERU Fundingのみだということです。

私は、TATERUアパートメント事業には、事業形態や決算資料をみて投資家に利回り4~5%で分配しても利益が出せるだろうと確信して500万円×5案件に投資しました。また、万一アパートの市場価値が低減してもTATERU劣後出資の30%以上には下がらないだろうという大まかな予測もできました。

しかし、中古区分所有案件については、RenosyやFANTAS fundingの予定している利回り8%も出せるような事業なのかな?と確信が持てない状態での少額投資になっています。

この点、TATERU Fundingのような償還実績と財産管理報告書が提供されれば、その事業全体が、個別案件での失敗はあっても、事業者にとって利益を出せるものだという確信が持てるようになっていくと考えています。

 

将来的には、ケネディクスのような巨大企業が不動産投資型クラウドファンディング分野で実績を積み上げて、個人投資家が豊富な案件から選択できるような巨大プラットフォームが出来上がることを期待しています(GA technologies株を売却する前のTATERUにはその役割を期待していたのですが・・・)。

 

TATERU Fundingが募集停止してしまった今、不動産投資型クラウドファンディング投資については、募集案件詳細についてはすぐに読めるような分量ですし、読み込んだところでその事業がどれほどの利益を上げられるものなのかは判断できない状態ですので、事業者の選定が主な作業になっています。

このように、結局は事業者の選定が主な作業になってはしまいますが、本当に信頼できるプラットフォームが出来上がるまでは、その作業が一番重要であると考えています。