こんばんは!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。
今回は、 LENDEX(レンデックス)について取り上げさせていただきたいと思います。
前回の記事で「不動産特定共同事業者法を利用した不動産投資型クラウドファンディングとSBISL、オーナーズブックだけでは面白くない」と書かせていただきましたが、同時に、ソーシャルレンディング投資の欠点として、担保物件が不明なことから発生する「担保価値評価の妥当性」を挙げさせていただきました。特に業界最大手のmaneoの査定の甘さというか、真面目に査定をしているのか?という事実が発覚した川崎市麻生区の診療所跡地案件には衝撃を受けました。
「担保価値評価の妥当性」という点で判断するなら、「オーナーズブック一択で良い」となりますが、以前にも書かせていただきましたが私は、ソーシャルレンディング投資については「税引き後で年率5%」を目標にしています。
ソーシャルレンディング投資には、運用前後に資金の滞留期間がどうしても発生しますので、4~5%の利回り案件が主流のオーナーズブックに偏り過ぎると、その目標をどうあがいても達成できないことになります。
この点、LENDEX案件の多くは、利回りが不動産担保付き1年以内の短期案件で7~9%と、ソーシャルレンディング投資のだいご味である「ミドルリスク・ミドルリターン投資」の王道の投資先だと思います(ラッキーバンクやmaneoのような大甘査定をされるとLTVが意味をなさず、ハイリスク・ミドルリターン投資になってしまいますが、東急リバブルと業務提携しているためその点は大丈夫でしょう)。
私は、ソーシャルレンディング投資全体としての利回りを高くするために、比較的高利回り案件が多いLENDEXに投資させていただいています。
LENDEXの特徴としては、募集サイトに「不動産事業者に融資するにあたり不動産に担保設定しますが、①LENDEX独自の査定額と②第三者の調査価格とを比較して、低い方の80%を上限にファンドを組成」と査定方針が明記されていることが挙げられます。
以前は「東急リバブル調査報告書」と明記されていましたが、現在は東急リバブルは業務提携先としてリンクされ、東急リバブルも含めた第三者の調査報告書が査定の参考にされています。
また、LENDEXは「無理してファンドを組成している感」が全くありません。
これは結構重要なことで、みんなのクレジットは怪しいキャンペーンファンドを連発していましたし、ラッキーバンクは募集停止前に駆け込み募集のようなかたちのファンドを大量に組成していました。
私が引っ掛かってしまったグリーンインフラレンディングについても、常時大量のファンドを組成して 、1年数カ月で200億円もの資金をファンドから調達していました。
このように、返済遅延やデフォルトを引き起こしている事業者は無理して大量のファンドを組成している傾向があると思います。この点、私個人の感覚的なものになってしまいますが、LENDEX にはもう少し募集してほしいくらいの感覚があり、オーナーズブックの感覚と似ています。
私は現在、約20万円をLENDEXで運用させていただいていますが、今後もLENDEXでは運用を継続していきたいと考えています。