ホンネのソーシャルレンディング投資実践録

専業投資家です。あらゆる分野に手を出しています。

ソーシャルレンディングの事業者リスク

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おはようございます!ソーシャルレンディング投資家のサイタマンです。

 

ソーシャルレンディング投資歴が長い方であれば今や常識でしょうが、ソーシャルレンディング事業者には詐欺とは言わないまでも、かなり悪質な事業者も混じっています。

 

昨年、関東財務局からポンジスキーム(投資家の投資資金を別の案件の分配金に当てていた)及び代表である白石伸生氏の個人的な借金返済に出資金を流用していたとして行政処分を受け大問題となったみんなのクレジット、今年に入って親族経営の会社に融資を通すため審査書類を改ざんしていたラッキーバンク・・・

特にわずか債権総額の3%でサービサーに債権譲渡して事件を終結させようとした、みんなのクレジットの悪質性は際立っていました。

このみんなのクレジット案件は今後、刑事事件化する可能性も否定できません。

 

ただ、実はここまでは私にとっては、悪質業者が駆逐されるだけの話でどうでもいいことだったんです。

ある程度調べれば、みんなのクレジットとラッキーバンクの実質的経営母体や代表者の属性が怪しいことは分かり、キャッシュバッグキャンペーンや高利回りに釣られることはありませんでしたので。

 

もちろん、投資してしまった方が悪いと言っているのではなく、虚偽の説明をして募集していた業者側が全面的に悪いのですが、今後ソーシャルレンディング投資を続けられるのであれば、みんなのクレジットやラッキーバンクへの投資は大いに反省していただいた方がいいと思います。

両事件を受けてソーシャルレンディングへの投資をやめられる方は、もうきれいさっぱり忘れて本業に励まれるか、別の投資手法を見つけられるのが良いと思います。

 

ソーシャルレンディング投資では、投資家は募集事業者と匿名組合契約を締結することになります。

匿名組合とは、投資家が営業者の営業のために出資を行い、その営業より生じる利益の分配を受けることを約束する契約形態のことです。

ここで重要なことは、投資家は匿名組合の営業に関して一切口出しできないということです。これは、かなり投資家にとって不利な条件だと言えます。

すなわち、事業者が延滞債権をサービサーに売却することが最善だと判断すれば、投資家はそれ自体に対して意見することはできないということになります。

金融庁の指導による貸付先の匿名化とともに、この契約形態が悪用されたのがみんなのクレジット事件だったと言えるかもしれません。

投資家は不利な条件下で投資をしなければならないわけですから、契約する事業者は慎重にも慎重を重ねて選定すべきでしょう。

 

まあ、こんなことを書いてはいますが・・・私もグリーンインフラレンディングでは期限の利益喪失案件を抱えてしまっています(笑)

別に「maneoファミリーだから安心」とか訳の分からない理由だけで出資したわけではないのですが・・・JCサービス(グリーンインフラレンディングの親会社)の太陽光発電事業、バイオマス発電事業に確かに実体があるという理由で、少額ならいいかなと投資してしまいました・・・

この手の延滞事案はソーシャルレンディング投資をしていれば避けられないものであるとも思っています。

 

とりあえず、私の場合は、さすがにみんなのクレジットやラッキーバンクほど怪しい事業者には出資しませんでしたが、メインで大金を投入する先以外はある程度のリスクを負って投資していくつもりです。

 

なお、私のグリーンインフラレンディングでの遅延額は73万円、それまでの配当を差し引いた未確定損失額は58万円とソーシャルレンディング投資総額からすれば一見大したことはないのですが、58万円をソーシャルレンディングで取り戻そうと思ったら、利回り5.8%の12カ月案件に1000万円を出資して無事全額償還される必要があるわけで・・・そう考えるとソーシャルレンディングで取り戻すにはかなりの資金が必要になってしまうわけですよね。

 

ただし、私は前回の記事で書かせていただいたとおり、メインの投資先はSBIソーシャルレンディング、オーナーズブック、TATERU Fundingに片寄らせていますので、あまり精神的なダメージは受けていません。

先にも書かせていただきましたが、「ソーシャルレンディング投資をしていればこういうこともあるだろうな・・・」くらいに考えています(もちろん全額返還されることを望んではいますが)。

 

これからソーシャルレンディング投資を始められる方は、中には怪しい事業者も混じっている可能性がありますので、最低限、実質的運営会社、代表者や役員の経歴等、調べられることは徹底的に調べてから投資してください。

 

私のような何のコネもない投資家でも、ネット検索するだけで、みんなのクレジットとラッキーバンクの実質的運営会社、そして、みんなのクレジットの実質的運営会社経営者の素性、ラッキーバンクの実質的運営会社決算が大赤字で典型的な利益相反投資になることが容易に分かったのですから・・・